ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち」鑑賞


切ないのに爽やかで可愛くて、とても心に残る素敵な映画でした。
映画冒頭のモノローグからも二人は最後ああなるんだろうとは予測していましたが
実際、ジョゼ(池脇千鶴)と別れた帰り道で人目も憚らず号泣する恒夫(妻夫木聡)を見て
「泣く位なら逃げるなよ」とか「そら怯むわな」とか「現実ってこんなもんだよ」とか
それはもう色々な思いが頭の中でグルグル廻り考えがまとまらないままエンドロールを眺め
くるりの主題歌「ハイウェイ」の歌詞にトドメをさされ、号泣してしまいました。




僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって
ひとつめはここじゃどうも息も詰まりそうになった


僕には旅に出る理由なんて何ひとつない
手を離してみようぜ
つめたい花がこぼれ落ちそうさ





あーもう、ジョゼの強さが切ないなあ。
妻夫木聡池脇千鶴も等身大の演技が出来る良い役者さんですね。今更ですが。