赤い橋の下のぬるい水

赤い橋の下のぬるい水 [DVD]
映画「赤い橋の下のぬるい水」鑑賞

リストラに遭ったサラリーマン笹野(役所広司)は、ホームレスの老人タロウ(北村和夫)が生前語っていた“金の仏像”を探すべく、能登半島を訪れ、そこで不思議な女性・サエコ清水美砂)と関係をもつようになる。彼女は、男女の交わりの際に“ぬるい水”があふれ出る特異体質でもあった…。
Amazonレビューより抜粋)



吃驚した…本当に吃驚した…最高に面白かったけど。
今村昌平監督」「役所広司主演」「カンヌ出品」という事前知識から
きっと小難しい芸術映画なんだろうと思いつつ見始めたのですが、大間違い。
バカバカしくて笑える大人の「エロ」ファンタジーでした。
いや「エロ」というのは正しくないな。「助平」が正解。しかも爽やか(笑)
役所氏が主演した「失楽園」なんかよりは、遥かにこっちの方が好みでした。


前述の通り、内容を全く知らないまま見始めたので(R-15指定なのは知ってたけど)
最初の清水美砂役所広司の絡みシーンは、呆気に取られて暫く思考停止状態に。
だって「ブシュー!」って噴き出すあの水の量…ありえないだろー!何じゃそら!
でも清水美砂の出すSOS(早く水出してー)に答えようと必死で走る役所広司の姿は
滑稽で、でも愛おしくて「人間っていいな」という気にさせられるから不思議。
恐るべし今村昌平。齢75にしてこの映画を撮る心意気に感服致しました。


ところで。
当方役所ファンであるが故、彼の豪快な脱ぎっぷりには度肝を抜かれた訳ですが
特に「窓を全開にして青空と立山連峰をバックに全裸で仁王立ち」シーン(!)は
忘れようにも忘れられず、残像が脳裏にこびりついたまま離れません…困った。
全裸で懸垂…全裸で懸垂…グルグルグルグル…。役者って凄い生き物だわ。


赤い橋の下のぬるい水 公式HP
http://www.nikkatsu.com/oldmovie/akaihashi/