ヴァイブレータ

「レンズ」を見て大森南朋に落ちたのもあって
TSUTAYAで前々から気になっていた「ヴァイブレータ」を借りてきて鑑賞。
…ヤバイ。恐ろしい程にリアルだった。何だか冒頭からずっと泣いてた気が。


「映画は、結局、観客に主人公は自分自身だと感じさせたら、成功である」


これは公式HPに寄稿している連城三紀彦さんの一言。
もう、まんまと製作者の思う壺だなぁ…なんだか悔しいが仕方ないか。
これ以上無いタイミングでこれ以上無いくらい「ど真ん中な」モノローグとか
今まで散々「世界中の女性が共感」ってフレーズを耳にしてきたけど
これは他のどの作品よりもシンクロ率が高かった。少なくとも「私」とは。


それにしても、上手いなあ。寺島しのぶ大森南朋
…ってプロの役者に向かって何を失礼なって話ですが。でも
最後のコンビニでの二人のシーン、痛いは、切ないは、色っぽいはで
うわああァ!!!ですよ…って意味わかんねェよ(笑)
日本語下手だな、相変わらず。


それにしても、舞台見る前にこの映画見なくて良かったかも(笑)
「あたし、あなたにさわりたい」モードで見たら如何なる事になっていたものか。
好きも度を越すと、物事を冷静に判断出来なくなるからな。
只でさえ和服な小林賢太郎見て「萌えー」とか言ってるのに、これ以上節穴になってもな…。


さて、長靴を履いた王子様探しにコンビにでも行くかー(愚者)